コリアンドレ オーデトワレ 100ml スプレー
- <ジャン クチュリエ>
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1973年、ジャクリーン・クチュリエによって創香された、シプレ調の名香。それまでの梔子の香りの甘く重い香りが多かったシプレ・フローラル調の香りに新境地を切り開いた爽やかなシプレ・ウッディ調の逸品。透明感のある爽やかな香りは、湿度の高い日や盛夏でも好感度の高いフレグランスです。
香りの指南 ~fragrance instruction ~
コリアンドレ オーデトワレ |
香りカテゴリー: シプレ ウッディ |
おすすめの季節: 初夏から初秋 お勧めは梅雨、盛夏 |
香りのTPO: フォーマルからオフィス、週末のお出かけまで幅広く |
お勧めの装い: オフィススーツにもカジュアルな装いにも映えます |
テーマカラー: 花緑青 |
OUR COMMENT: エレガントだけれどもカジュアルにも着こなせ、最初から最後まで爽やかに香るシプレ・ウッディ調の名香。湿度の高い日や盛夏でも好感度の高いフレグランスです。 |
香りの分析 ~fragrance analysis ~
女性調香師として先駆者的な存在であったジャクリーン・クチュリエが1973年、コリアンドレを世に送り出すため、自身のフレグランスハウスを立ち上げたという伝説の名香。1970年代以降に広まったパチュリなどグリーン調ベースをより重用した爽やかなシプレ・フローラル・ウッディ調香の先駆けとなった。
それまでのシプレ・フローラル調はガーデニア(梔子の花)の香りの甘く重たいバリエーションが中心だったが、甘く重たい香りを止揚して生み出されたこの香りは、香水を愛する人々が最後に行き着く香りのカテゴリーと言われるシプレ・ウッディ調という新しい調香を生み出した。それは、花の香りの華やかさだけではない、ベースノートの香りの奥深さとそこに行きつくまでの調香の巧みを感じることができる香調。
一噴きでベルガモットで爽やかさが強調されたスパイス様のコリアンダーのシャープで清涼な香り立ちを感じることができる。それとともにビターでフレッシュなオレンジフラワーが、苦いグリーン調で、甘草を思わせるクマリン調のアンジェリカとともに香りだし、アルデヒドで爽やかに拡散されるトップノート。トップノートの香りが長らく漂い、イランイランのスパイシーな香りから、ローズゼラニウム、ローズやジャスミンなど、華やかなフラワリーの香りで満たされていきます。 ベースノートには深い森林を髣髴させるシプレ調の定番オークモスにグリーン調でかすかに墨の香りのパチュリーと土の中にある根のベチバーの香りが、魅惑的な樹木の香りのサンダルウッドやパウダリーなイリス、動物性香料のムスクやシベットと相まりつつ穏やかに最後まで爽やかに香り続けます。
コリアンドレは、香り立ちがやや華やかながら、爽やかな香りがトップノートからドライアウトまで一貫して保ち続けられているので、湿度の高い日本の夏の気候に適した香水といっても過言ではありません。湿度の高い夏、特に梅雨時や盛夏のオフィス使いやお出かけ用にお勧めの逸品です。