高級香水の厳選販売　フラワーリキッドカンパニー

ランコムから発売されたシプレ・フレッシュ香調の傑作。後にシリーズの香水が何本もリリースされる元になった自由な風を感じるナチュラルな香り。ベルガモットを始め弾けるような柑橘の香りに、ローズマリーやコリアンダーなどのハーブの香りを合わせ、オークモスとパチョリなどのシプレ系のグリーンベースノートとともに、夏の朝、露に濡れる芝生を思わせる爽やかな香り立ちを醸し出す。夏から秋口のオフィス使いや週末のお出かけなどに重宝する爽やかな香り。

香りの指南　〜fragrance instruction 〜

香りの分析　〜fragrance analysis 〜

｢オー ド ランコム」は、１９６９年ランコムより販売されたシプレ・フレッシュ系のフレグランス。これまでにランコムで販売されてきた重厚な香調とは違い、フレッシュでシトラスの香り高いシプレ系の香りを発表した。おりしも前年度には「５月革命」という、フランスでは”新体制による旧体制の打破”を掲げた”２０世紀のルネッサンス”運動が起こり、より自由に活動できることを目指したゼネラル・ストライキが勃発した。そして、それに合わせるかのように、自由な空気を楽しむような香りが創香された。

ベルガモットを中心にレモン、マンダリン、プチグレンなどの、フレッシュな柑橘系果実が中心となった噴き出しに、ローズマリーの青い香り、バジル、コリアンダー等のスパイシーなハーバルノートがスイカズラの甘い香りを中心にジャスミンやミュゲなどのホワイトフラワーに包み込まれた清楚で爽やかなグリーンシトラス調子の香りから、徐々にオークモス、パチョリ、ベチバーのシンプルで力強いシプレ調のベースノートと相交わりつつ、サンダルウッドとともにドライダウンまで爽やかなグリーンシプレ調の香りを漂わせる。

それは、朝露に濡れた夏の朝の芝生の上で深呼吸するときの弾ける爽やかさを思わせる香り。フレッシュなイメージを際立たせるライトグリーン色の香水を、ローズのレリーフを施したグラスのボトルに閉じ込めた。以後シリーズ商品がいくつも誕生するほど人々に長く愛されてきた「オー　ド　ランコム」の美しいグリーンフレッシュの香りは、湿度の高い夏に映える冷涼な香り立ちで人々を魅了し続けている。 暑い夏から秋口のオフィスフレグランスにお勧めの清涼な香りです。